日本生物製剤について
安全・安心への取り組み
JBPプラセンタエキス(ヒト)の安全性について
JBPプラセンタエキス(ヒト)の安全性確保の流れ
- ドナースクリーニング
- ドナーのウイルス・細菌感染がないこと
- ドナーの海外渡航条件
- 医薬品原料として使用することへのドナーの同意
- 製造所受入時に実施するスクリーニング
- 3種類の異なる方法による滅菌工程
- 製品規格試験
ドナースクリーニング+ドナーの同意
ウイルス・細菌検査
ドナーは、梅毒トレポネーマ等に加え、
- HBV
- HCV
- HIV
が全て陰性であることが絶対条件です。
ドナーの海外渡航条件
狂牛病の感染を防ぐ為、問診により欧州7ヶ国に1980年1月以降6ヶ月以上(イギリス・フランスは1日以上)滞在したことが明らかになった女性は、ドナーから除外します。
受入試験
- 重量・色調・臭い等の検査を項目毎に一個一個選別します。
- HBV-DNA, HCV-RNA, HIV-1-RNAの核酸増幅検査(NAT)を全数実施します。
溶血検体を用いた各ウイルスの試験法のバリデーションを実施してあります。 - 製造へ
滅菌(3種類の異なる方法を用いています)
- 有機溶媒(アセトン)
- 消化酵素+酸処理
- 最終滅菌として、121℃・20分間、高圧蒸気滅菌を実施します。
様々な異なる種類・性質のウイルス株を本剤に添加し、滅菌条件のバリデーション(スパイク試験)を実施してあります。
製品規格試験
- HBV
- HCV
- HIV
- HTLV
- パルボウイルスB19
上記5種類のウイルスについて、陰性を確認した後、製品として出荷します。 製品のウイルス試験に当たって、バリデーション(本剤に各ウイルスを添加し、各試験法により正しく感応することを確認する試験)を実施してあります。
滅菌操作
数種類の異なった機序の
滅菌方法を用います。
ウィルス試験
原料を提供いただく契約医療機関での試験に加えて、当社工場への受け入れ時に改めて全数試験を行います。
製品規格試験
最終製品について行う
試験です。