原料販売
原料胎盤
日本生物製剤(JBP)のプラセンタエキスは、国内契約農場で採取した健康なブタとウマの胎盤から製造しています。満期正常分娩の際に排出される胎盤だけを使用しており、屠殺や帝王切開による胎盤採取は行っていません。当社の契約農場では、出産後3時間以内を目安として新鮮なうちに胎盤を採取します。採取した胎盤は一つ一つ手作業で丁寧に洗浄します。この時、状態の悪い胎盤や汚れを細かくチェックして取り除きます。洗浄後は直ちに農場内に設置した専用の冷凍庫に入れて冷凍保管することで品質を確保します。
使用部位
日本生物製剤のプラセンタエキスは、活性ペプチドが豊富な胎盤、ヒアルロン酸など保湿成分を豊富に含むサイタイ、成長因子が豊富な羊膜の3つの部位を原料として、独自技術によりそれぞれに含まれる成分を同時抽出しています。
抽出方法
日本生物製剤は1950年代からプラセンタの研究を進めてきました。当社の医療用医薬品「ラエンネック」の製造で培った技術を、食品用及び化粧品用プラセンタエキスの抽出に応用しています。プラセンタエキスは抽出方法によって、含まれる物質に大きく違いが出ます。プラセンタエキスの機能の中心は、含有されている多様な成分が個別に持つ働きの相互作用にあると言われています。日本生物製剤の技術によって抽出されたプラセンタエキスには、アミノ酸・低分子ペプチド・高分子ペプチドなど、様々な生理活性作用の期待される物質群がバランス良く含まれています。
品質管理
日本生物製剤で採取した胎盤は、母体の健康状態、採取場所・採取日・洗浄日等を記録した上で冷凍保管されます。これらの記録により、製品に使用したプラセンタエキスの情報を胎盤にまで遡って調べることができる体制を確立しています。福岡県久留米市の自社工場では、採取した胎盤の受け入れ試験・プラセンタエキスの製造工程管理・品質検査試験まで全てを、 医薬品GMPに準拠した厳格な管理下で行います。製造工程の清浄度管理も医薬品GMPに従って定めており、充填作業時はクリーンベンチを使用しています。